及川医院
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中性脂肪を下げるには?原因と食事・運動のポイント

 

健診で中性脂肪が高いと言われても、痛みなどの症状がないため、何から始めればよいか迷う方は多いはずです。

中性脂肪が高い状態が続くと、動脈硬化が進み、脂肪肝にもなりやすくなります。一方で、お酒や糖質、運動の見直しで数値が動きやすい項目でもあります。

この記事では、中性脂肪が高くなる原因、食事と運動のポイント、受診を考える目安を説明します。

中性脂肪を下げる食事の見直し順:お酒を減らす、甘い飲み物・菓子を減らす、主食の量を決める、青魚と夜遅い食事
図:中性脂肪を下げる食事の見直し順

中性脂肪が高くなる原因

お酒と糖質のとりすぎ

中性脂肪は、食べ物からとる脂質だけでなく、糖質やアルコールからも肝臓でつくられます。使い切れなかった分が血中に残ると、数値が上がります。お酒や甘い飲み物、菓子、ご飯や麺のとりすぎが、主な原因です。

食べ過ぎ・運動不足・肥満

摂取するエネルギーが消費を上回ると、余った分が中性脂肪になります。夜遅い食事や運動不足、内臓脂肪型の肥満も、数値を上げる要因です。

病気や薬、体質が関係することも

糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病などの病気や、一部の薬が影響することがあります。家族にも高い方がいる場合は、体質も関係します。

中性脂肪を下げる食事のポイント

まず減らすのはお酒と甘いもの

中性脂肪が高い方では、飲酒量を減らすだけで数値が下がることがあります。休肝日を設けることから始めます。清涼飲料水や果物ジュース、菓子パンも、糖質のとりすぎにつながります。

主食の量と食べる順番

ご飯・パン・麺を重ねて食べる習慣(ラーメンと半チャーハンなど)を見直し、主食の量を決めます。野菜・海藻・きのこを先に食べると、糖質の吸収が穏やかになります。

青魚と夜遅い食事

サバやイワシなどの青魚に含まれるEPA・DHAは、中性脂肪を下げる傾向があるとされています。寝る直前の食事は、使われないエネルギーが脂肪に変わりやすいため、避けます。「脂質を避ければよい」と考える方が多いですが、中性脂肪では糖質とお酒の見直しが先です。

中性脂肪を下げる運動のポイント

続けやすい有酸素運動を選ぶ

早歩き、軽いジョギング、自転車、水中歩行などの有酸素運動が基本です。目安は1回30分程度を週に3、4回、できれば毎日です。少し息が弾むが、会話はできる強さにします。

食後に軽く歩く

食事の後に軽く歩くと、食後の中性脂肪の上昇を抑えやすくなります。運動だけで数値を大きく下げるのは難しいため、食事とお酒の見直しと組み合わせます。しばらく運動していなかった方や、心臓・膝・腰に不安がある方は、始める前に医師へ相談してください。

放置のリスクと受診の目安

中性脂肪の基準は、空腹時で150mg/dL以上です。高い状態が続くと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。脂肪肝にもなりやすく、500mg/dLを超えるような非常に高い値では、急性膵炎のリスクもあります。次のような方は、受診をおすすめします。

・健診で中性脂肪が150mg/dL以上と指摘された
・生活を見直しても、数ヶ月で数値が下がらない
・糖尿病・高血圧・肝機能異常を指摘されている
・強い腹痛と吐き気がある(この場合は早急に医療機関へ)

血液検査は、空腹時に行うと正確です。受診前の食事の条件は、予約の際に確認してください。

秋田市で脂質異常症の相談なら「及川医院」へ

中性脂肪は、お酒と糖質、夜遅い食事の見直しと、軽い運動の継続で下げていきます。数ヶ月たっても下がらない方や、糖尿病・高血圧を併せて指摘された方は、健診の結果用紙をお持ちのうえ、ご相談ください。当院は内科で脂質異常症の相談を受け付けています。

医療法人及川医院 院長 及川圭介

この記事の監修者

及川 圭介

医療法人及川医院 院長 (医学博士)

経歴

1994年
日本大学医学部卒業
東北大学医学部消化器内科入局
2000年
仙台厚生病院 消化器内科医長
2003年
仙台市立病院 消化器内科医長
2006年
本荘第一病院 消化器科科長
2008年
JR仙台病院 消化器内科部長 兼 消化器内視鏡センター長
2013年
及川医院 院長

資格

  • 医学博士
    「食道静脈瘤側副血行路の形態学的変化に関する超音波内視鏡による研究」
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本消化器病学会 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
  • 日本消化管学会 胃腸科専門医
  • 日本消化器がん検診学会 総合認定医
  • 日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本医師会認定産業医